「リンゴ」原産・来歴と栽培の歴史と品種と特徴

あんまり堅苦しい話をしてもあれなので、
親しみやすい分野から書きなぐっていきます。

リンゴの学術名

リンゴはリンゴ属であり、属名は(Malus)が採用されています。
マルスとは、ローマ神話における農耕と戦の神の名前から採用されています。

売られているリンゴはほぼセイヨウリンゴであるため、
学術名は(Malus pumila)が用いられています。

ちなみにpumilaはただの樹というだけの意味です。
学術名は早い物勝ち。

ちなみに日本にも奈良時代から平安時代初期にかけて
誰かがこっそりリンゴを持ってきた人がいて、
ワリンゴ(Malus asiatica)という品種があります。

ただ、とっても小さい果実で、
供え物として利用されているだけです。

西洋とリンゴ

西洋圏では単に果物という意味だけでも、
appleは用いられることがあります。

昔はfruit全般がappleと呼ばれていました。

たとえば、西洋では、
pine+appleでパイナップル。
sugar+appleでバンレイシ。
などを指します。

ペンパイナッポーアッポーペンは正しいのです。

ちなみに東洋版のペンパイナッポーアッポーペンは、
胡桃や黄桃など桃になります。
I have OhOh I have TohToh
Two cherryなどできるかもしれません。

リンゴの原産地

リンゴの原産地は現在のカスピ海の西岸である、
コーカサス地方一帯だと考えられています。

白人のことをコーカソイドといいますが、
その原産地であるコーカサス地方ですね。

また、イラン北部一帯にも原産地があったとされており、
古いリンゴの樹をブランド価値化することもできるかもしれません。

この辺りからヨーロッパ地方へと、
伝播していきました。

特にイギリスやヨーロッパ中北部の
アングロサクソン人よってリンゴは好んで栽培されました。

日本でのリンゴ栽培

日本では明治時代からセイヨウリンゴの栽培が盛んになりました。

1950年代まで「国光(こっこう)」品種や「紅玉」品種が盛んに栽培されました。
1970年代からは「スターキングデリシャス」が栽培されました。

近年では、

  • ふじ
  • つがる
  • 王林
  • ジョナゴールド

の4強だと言われています。
ただ少しデータが古いです。

ふじは日本産品種で、
高食味で保存性が優れており、
2003年以降は世界で一番栽培されているリンゴ品種として知られている。

栽培特性

おもな品種は自家不和合性です。
自家不和合性とは、
自分と同じ種類の樹の雌しべに、自分と同じ樹の花粉をつけても受粉しないということです。

たとえば、ふじ同士では果実ができません。

そのため、
受粉樹の混植や人工受粉が必要です。

リンゴは、省力化や早期収穫などを目的とした、
矮性台木を利用したわい化栽培が最初に導入された果樹。

わい性台木による栽培が2009年には約30%に達しています。

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